ノルマンディの軌跡

ノルマンディ誕生秘話をご紹介!

「ノルマンディ」誕生のきっかけとなった出来事をご紹介します。
ある時、南仏地方で小さな食堂を見つけたのです。

ノルマンディの軌跡1

中に入ると、店の大きさからは想像できないほど多くの方々が
食事を楽しんでおられました。

ノルマンディの軌跡2

ムール貝のスープをすする人、クラブをおいしそうにほおばる人。
あれは子羊のソテーでしょうか、香ばしい香りが広がってきました。

そしてその中でひときわ私の目を引いたのが、
小さなテーブルからはみ出しそうな大きさのお皿に
溢れんばかりに山と盛られた牡蠣。
そのはちきれそうな身の分厚さはどうでしょう!
つややかに光る身は、私の舌の上で踊りたいと誘っているかのようです。

”セ・シボン?” (おいしいですか?)

私はつたないフランス語で聞いてみました。
すると、そこで歓談しておられた初老の男性は、にっこり笑って、

”トレ・ビアン!” (最高さ!)

そう答えて私に一粒の牡蠣を差し出して下さりました。
私は驚きに目を丸くしながらも、それを口に入れました。

ノルマンディの軌跡3

口いっぱいに広がる芳香。舌にやわらかく触れるその身。
歯を立てると少し抗うように弾力を見せる・・・。
ビネガーをその身にまとったさまは、まるで薄絹をまとった少女のよう。
のどを通り過ぎるとき、私は何かしら、
えもいわれぬ感動が背中を通り過ぎるのを感じました。

私はひととき、その余韻に浸っていました。
すると、周りのお客さんたちが、
嬉しそうにこちらを見つめて微笑んでおられたのです。

その時でした。
私もこのような感動をお客様にお届けしたいと思ったのは。

そこには単に食べ物を口にするという行為ではなく、
ともに感動を分かち合う"食事"があったのです。
そしてその中には、決して自己主張するでもなく、
しかしさりげない自信に満ちた料理が存在していたのです。

この感動的な場面に出会って以来、
私も自分の店でこのような出会いを持っていただきたいと願うようになったのです。

店員一同、心よりみなさまを歓迎いたします。
どうぞ、楽しいひとときをお過ごしください。
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